ギタリストの皆さんこんにちは。OGSギター講師のスエヒロです。
今回は「Zoom MS-50G MULTI STOMP」と言うエフェクターの紹介になります。
スエヒロも愛用しているエフェクターで、あまりにも便利すぎて2台買ってしまったほど。
お値段も某所で調べたところ7,000〜8,000円程度とかなりの良コスパ。
エフェクターの種類としては、マルチエフェクターに分類されると思うのですが、従来のマルチエフェクターとは比較にならないほど小さい。本当に小さい。
お分かりいただけただろうか。
完全にぱっと見はコンパクトエフェクターと何も変わらない。
そんな「コンパクト」な「マルチ」である新時代のエフェクター「マルチストンプ」の魅力に迫っていこう(┐「ε:)_
サウンド編
便利なんだろうけど実際音はどうなん?って音作りに敏感な皆さんは思うことだろう。これがなかなかええんよ…。いやはや、最近のデジタルモデリング技術の進歩は本当に凄い。もともとデジタルだのアナログだのこだわりはそんなに無く「気持ちよければ何でもいい」って言うスタンスのスエヒロもこれには目からウロコです。
マルチストンプにはアンプシミュレーターを含む全100種類のエフェクトが搭載されており、その中から6種類を自由に選んで同時に使用可能となっている。
せっかくなのでスエヒロが作った音色を使って軽く試奏してみました。
■クランチ
コンプ+オーバードライブでジャキっとさせたバッキング音色です。
■ディストーション
ハイゲインでエッジーなバッキング音色です。
■ソロ
サスティーン長めで甘いトーンのソロ音色です。空間系もなかなか使える。
■クリーン
コーラスとディレイをたっぷりかけたクリーントーンです。
如何だろうか。好みはそれぞれあると思いますが、結構細かいところまで作りこんで行けると思います。このかさばらない筐体でここまで出来たら大したものである。(※何目線)
使い方編
想像力次第では無限の可能性を持っているであろうモルチストンプ。この記事では大まかに「マルチ」として使う、「コンパクト」として使う2通りの魅力を紹介します。
①【初級編】マルチエフェクターとして使う
上述したように、マルチストンプ一台だけで一通りのことはこなせてしまうので、カバンの中にこれだけ入れておけばスタジオ練習やとっさのセッションなんかも直ぐに対応できてしまいます。スエヒロなんてこれ一台でライブまでやります。マジで。
実際にライブで使うとなるとセットリストによっては何曲も演奏しなければいけないので必然的に音色を切り替えないといけない瞬間があると思います。なんとこのマルチストンプ、作った音色を50個まで保存しておくことができ、さらにそれらをスイッチ1つで任意の順番で切り替えて使うことが出来てしまいます。なんて奴だ…。
初心者の方たちが初めて買うマルチエフェクターとしてもめちゃくちゃオススメですし、既に巨大なステージシステムを組んでいる玄人の皆様も一台カバンに仕込んでおくのを強くオススメしたい次第であります。
②【上級編】コンパクトエフェクターとして使う
既に自分で組んでいるコンパクトエフェクター群と組み合わせて使う方法です。
マルチストンプはマルチエフェクターであると同時に「あらゆるエフェクターに化けるコンパクト」と言う側面も持つので、とてもかゆいところに手が届きます。
実際に接続例をいくつか考えてみました!
※MSがマルチストンプ
・MS(コンプレッサー)→オーバードライブ
・オーバードライブ→MS(ブースター)
・オーバードライブ→MS(コーラス)→ディレイ
などなど…。
上記はほんの一例でしかなく、他にもフランジャーやオクターバー等の定番エフェクトからオートワウ、ステップフィルター、リングモジュレーター等の飛び道具まで幅広く使えるのでいざと言う時に心強いパートナーになってくれるはず。
更にこんな使い方も
マルチストンプにはラインセレクターと言う機能が付いています。
「一回踏むだけで複数のエフェクターを同時にON/OFFすることができる」機能で、例えばギターソロを弾く時にブースターとディレイ、リバーブを同時にかけたいと言う場合などにマルチストンプを踏むだけで全てが同時にかけることが出来てしまいます。これまた目からウロコです。
如何だっただろうか?
マルチストンプ、かなり色々な場面で役に立つと思います。今回紹介した使い方以外にもギタリストのインスピレーションを高める画期的な使い方があると思うので是非ご自分で使ってみて試行錯誤していただきたいですね!
それでは今回はこの辺で!また次回!