和楽器バンドのギタリスト「町屋」氏にめちゃ共感出来たっていう話① ~シグネイチャーモデル「虎徹」が便利すぎる件

ギタリストの皆さんこんにちは。OGSギター講師のスエヒロです。

皆さんは和楽器バンドをご存知でしょうか?
ニコニコ動画で「弾いてみた」動画やボカロを使ったオリジナル楽曲等を投稿していた精鋭達が集まって和ロック調の楽曲カバーをしたところから始まったバンドなのですが、これがまたむちゃくちゃかっこええんですよ。実力や実績もさながら全員が美男美女というチートぶり。手に負えない。

今回からこの和楽器バンドのギタリスト「町屋」こと「桜村眞」氏のギターに関する考え方やエピソードにスエヒロがむちゃくちゃ共感したんよ!って言う話をつらつらと3本立てで書き綴って行きます。しかしながら、ギターキッズのみんなにももしかすると勉強になることがあるしれないので騙されたと思って読んでみてほしい。

第1回は町屋氏のシグネイチャーモデル「虎徹」がマジヤバイって言う話をしていきます。

◼️シグネイチャーモデル「虎徹」がマジヤバイ

町家氏が実際に使っているシグネイチャーモデル「虎徹」
こいつがまぁ見るからに変態仕様なのだが正直これを使う心理がスエヒロには凄く理解できた。あらゆる局面で理にかなった仕様で、こいつさえあれば向かうところ敵なしなのである。欲しい。

奇抜なピックアップレイアウト

まず、真っ先に目が行くのはこのピックアップレイアウトだろう。ネック側から順に P-90、シングルコイル、ハムバッカー。キメラかよ。

大きなくくりで言えばSSH配列だが、P-90が載るだけで何とも奇抜なラインナップになっている。
そんなキメラギター「虎徹」だが、少し考えてみたらこれが如何に美味しいとこどりで便利な仕様なのかが理解できる。

ブリッジ側のハムバッカーとセンターのシングルコイルについては、ド定番の仕様でサウンド的にもスタンダードなものとなっている為今回は説明は省略させていただくとして、

問題はネック側のP-90。そもそもP-90が載っているギター自体が珍しく、さらにネック側のみともなればいよいよどんな音が出るのか想像できないギタリストもたくさんいることだろう。
P-90のことを知らないギタリストに簡単に説明すると、乱暴に言ってしまえばいデカいシングルコイルである。サイズだけでなく出力もデカい。通常のシングルコイルよりも出力が大きい為歪みやすく、ハムバッカーよりも繊細でエッジの立ったサウンドキャラクターなのが特徴。
まさに美味しいとこどりなピックアップなのである。(デメリットもあるが)
ここにハムバッカーでもシングルでも無くこいつを載せた町屋氏からは並々ならぬギター愛が感じられる。
スエヒロ的には一番の共感ポイントがここで、ネック側のP-90でソロを弾いた時のトーンが絶妙にいいのだ。ピッキングのアタッキーな成分もしっかり出てきてサスティーンの伸びも素晴らしく…いやほんと好きなんよ。

ピックアップレイアウトでSSHとHSHどっちが良いのかと言う話をたまに耳にするが、P-90すごくいいと思います。もっと流行れ。

29フレット仕様の超ロングスケールネック

次に注目する点はこの長いネックだろう。29フレット!?キメラの尾である。


チューニングが6弦から順にB-E-A-D-F#-Bが標準となっている。所謂バリトンギターと呼ばれる類のギターになると思うが、29フレットともなるとなかなかお目にかかれるものではないのではないだろうか。(dragonflyというギターブランドから似たような仕様のギターが出てます。)

この仕様、カポとの相性が非常に良く5カポを標準とすることで通常のギターのレギュラーチューニングと同じものになる。つまりライブのステージなどで、曲間や曲中にカポを下にずらすだけで一瞬にしてダウンチューニングになるのだ。さらに便利なことに、カポが移動する為最低音は移動するが通常のダウンチューニングとは違い、フレット上の音程は移動しないのだ。

この記事を見ているギタリストの皆さんにも

「F#mを弾いたつもりだったが、Fmが鳴った。そういえばこれ半音下げだった。」

…なんて経験はないだろうか?スエヒロは多々ある。

間違いなく持った瞬間は戸惑うだろうが、使いこなせば可能性は無限大だと思う。解放弦が自由自在に移動できるので多種多様なコードボイシングに対応でき、ライブパフォーマンスでもギターの持ち替えを伴わず異なるチューニングの楽曲をつなげることができる。スゲエや虎徹。

フロイドローズ搭載

この虎徹、メタルキッズとスエヒロにバカウケなフロイドローズ搭載モデルである。キメラに例えるとどう言う部位になるんだろうか。

上述した2点に比べるとやや地味だが、アームが付いていると言うのはスエヒロ的にはめちゃポイント高い。逆にこのギターにアームが付いてなかったらせっかくライブでギターの持ち替えが不要になったかと思いきや、アーム付きのギターを持ち出さないといけなくなり、非常にもどかしい思いをすることだろう。

しかもこのギター、上述のカポ移動によりダウンチューニングにも瞬時に対応できるため、フロイドローズの弱点である「チューニングがめんどくさい」という点を克服している。そもそもダウンチューニングにする必要がないのだから。なんてこった…。

もしも「いやいや3音半下げや4音下げチューニングの曲も弾くんだよ」という瞬間に直面したらそれはさすがに下げてくださいごめんなさい。

如何だっただろうか?

ありとあらゆるマテリアルを詰め込んだ画期的なギター「虎徹」、そしてこれを具現化した「町屋」氏のインスピレーションにはリスペクトを禁じ得ない。

最後に、この記事を書くにあたって参考にさせていただいた本人出演動画を貼っておきます。

次回の記事では町屋氏のアンプに関する考え方や使い方についてスエヒロなりに考察しながら書いていこうと思ってます。それではまた次回!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする